朝ドラ「ブラッサム」、第15回を見ましたか。
島村先生、あんまりでしたよね。
朝から画面の前で、思わず声が出ました。
ただ、ここで怒って終わるのはもったいない気がします。
なぜ島村先生は、あんな態度を取ったのか。
事実を整理して、私なりに考えてみました。
※第15回(10/16放送)までのネタバレを含みます。
【この記事でわかること】
- 第15回で島村先生がしたこと(時系列)
- 珠だけがクビになった「処分の差」
- 島村先生は変わったのか、最初からなのか
先に答え|島村先生は「ひどい」のか
結論から、私の見方を書いておきます。
珠への態度は、ひどいと思います。
ただ、島村先生は「急に悪い人になった」のではないはず。
守るのに代償がいらないうちは、優しい人だった。
代償が大きくなった途端に、自分を守った。
私はそう見ています。
だから余計に、あの落差がこたえるのだと思います。
第15回で何があった?島村先生の言動を時系列で
まず、放送された事実だけを並べます。

学校で|終業式の日、珠は挨拶に行く
謹慎が解けないまま、珠は終業式の日に学校へ行きます。
生徒に挨拶をしたかったのだと思います。
そこで教員を続けていた島村先生と会い、話そうとします。
でも、すぐに教頭が来て、二人は引き離されます。
代わりの新任教師が、もう働いていました。
教頭からは、改めて退職を告げられます。
手紙|返ってきたのは「最後」の一通
珠は、島村先生の本当の気持ちを知りたくて手紙を出します。
返ってきたのは、関係を終わらせたいという内容でした。
報道によると、「この手紙が最後」といった趣旨の文面です。
島村先生の家|「正気じゃない」で戸が閉まる
納得できない珠は、島村先生の家を訪ねます。
教頭や校長に何か言われたのか、本当のことを聞きたかったのです。
島村先生は声を荒げて、あなたのことは何とも思っていない、と突き放します。
珠が持ってきた調理道具も、突き返しました。
珠が転んで包丁を手にすると、島村先生は「正気じゃない」と言い、戸を閉めます。
――ひとこと
――ひとこと
朝ドラを23年見てきましたが、ヒロインの初恋がここまで苦く終わる週は珍しいです。
特につらかったのは、包丁の場面です。
珠は、料理を作って届けた人です。
包丁は、島村先生を気づかうための道具だったはず。
それを「正気じゃない」と言われたのが、胸に刺さりました。
なぜ珠だけクビに?「処分の差」を整理する
今週、いちばん引っかかったのはここでした。
【放送で描かれた処分】
- 珠:謹慎のあと、解雇を告げられる
- 島村先生:教員を続け、おとがめなし
- 理由:二人の関係が学校に知られたため
同じことをしたのに、片方だけが職を失う。
放送後、SNSでも「島村先生は?」という声が出ていたと報じられています。
大正3年という時代を考えると、ありえない話ではないのかもしれません。
でも、見ている私たちは令和の目で見てしまいます。
そこで「不公平だ」と感じるのは、自然なことだと思います。
毎日の「書く」が、気持ちを整えてくれます。
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島村先生は変わった?最初から?|ここからは私の仮説です
断定はできません。あくまで私の見方です。

仮説1:優しさに「コスト」がかからないうちだけだった
第12回、島村先生は珠の化粧を咎める教頭に割って入りました。
広島では化粧は当たり前だった、と取りなします。
あの場面は、とても格好よく見えました。
でも、あれは自分が損をしない場面です。
教頭に少し嫌な顔をされるだけで済みます。
今回は違います。自分の職を失うかもしれない。
守る側に立つ代償が、一気に大きくなりました。
「優しい人」と「守り続ける人」は別なのかもしれません。
仮説2:あの手紙は「珠に」ではなく「学校に」向けて書かれた?
これは、そうあってほしい私の願いも混じっています。
二人のやり取りは、すでに学校に知られていました。
手紙も、誰かに読まれる前提だったかもしれません。
だとすると「最後」という言葉は、自分を守る盾です。
ただ、それなら家での怒鳴り方の説明がつきません。
だから私は、半分だけそう思うことにしています。
仮説3:誠実そうに見えた分だけ、落差が大きい
島村先生を演じる工藤阿須加さんは、爽やかな役が似合う人です。
リアルサウンドは、嫌味のない誠実さが持ち味だと評していました。
だからこそ、今週の態度は視聴者の裏切られた感が大きい。
「ひどい」という声が強いのは、役者さんの説得力のせいでもありそうです。
演技を称える声もあった、と報じられています。
腹は立つのに、見事。そんな複雑な週でした。
――ひとこと
――ひとこと
私も若いころ、好きだった人に急に距離を置かれたことがあります。
理由は、今でも分かりません。
あとから「あのとき相手にも事情があったのかも」と思えたのは、ずっと後でした。
だから今回の島村先生を、ただの悪者とは言い切れません。
それでも、珠が受けた痛みは本物です。
そこは私は、珠の味方でいたいです。
史実の宇野千代さんと重ねると
モデルの宇野千代さんの実話とも、比べてみます。
宇野千代さんは、大正3年(1914年)に代用教員になったと伝えられています。
そして教員時代に、同僚との恋で学校から処分を受けたとされます。
評伝『恋して、書いて、咲きほこる』の目次にも、「恋とスキャンダル、そして免職」という章があります。
| 場面 | ドラマの珠 | 史実の宇野千代さん |
|---|---|---|
| 職 | 代用教員になる | 1914年に代用教員になった |
| 恋 | 島村先生と親しくなる | 同僚との恋が噂になった |
| 結末 | 謹慎のあと解雇 | 免職になったとされる |
大きな流れは、ドラマと史実でかなり近く見えます。
ただ、島村先生にあたる実在の人物がいるのかは、私には確認できませんでした。
包丁の場面などの細かい出来事も、史実どおりかは断定できません。
気になる方は、評伝や自伝『生きて行く私』で確かめてみてください。
珠のモデル、宇野千代さんの人生を知りたい方へ。
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今後|島村先生は再登場する?第4週は10月19日から
珠はここから、どう立ち上がるのでしょう。
第4週は、10月19日(月)から始まります。
島村先生が再び出てくるのかは、今のところ分かりません。
サブタイトルも、私が確認した範囲では出ていませんでした。
ただ、仕事も初恋も失った珠が、どこへ向かうのか。
次の舞台は、第2週で忍が向かった東京かもしれません。
これは完全に私の予想です。
珠が「書く」ことに向かい直す週になるのでは、と期待しています。
今週の流れは、こちらの記事にもまとめています。
――ひとこと
――ひとこと
主人公が仕事も恋も失う週は、物語が大きく動く前ぶれです。
朝ドラを長く見てきて、何度もそれを見てきました。
今は悔しくても、あとで「あの金曜日があったから」と思える展開になりますように。
来週の月曜日を、いつもより楽しみにしています。
見逃したときは?
朝に見られなかった方へ、まとめておきます。
NHK ONEで、放送後1週間は見逃し配信があります。
NHK総合では、昼12時45分からも放送しています。
登場人物を整理したいときは、相関図の記事もどうぞ。
よくある質問
ブラッサムの島村先生は誰が演じていますか?
工藤阿須加さんです。第12回から登場する、広島から赴任してきた教師の役です。
第15回で島村先生は何をしましたか?
珠からの手紙に「最後」と返し、自宅を訪ねた珠を突き放しました。包丁を手にした珠に「正気じゃない」と言って戸を閉めています。
なぜ珠だけが解雇されたのですか?
放送では、島村先生との関係が「ふしだらな行為」として学校に知られ、珠は謹慎のあと解雇されました。島村先生は教員を続けています。
島村先生にモデルはいますか?
ドラマの主人公・珠のモデルは宇野千代さんですが、島村先生にあたる実在の人物は、私が調べた範囲では確認できませんでした。
出典:NHK公式サイト「ブラッサム」第15回ページ、デイリースポーツ(2026年10月16日)、クランクイン!(2026年10月15日・16日)、リアルサウンド(2026年10月)、進士素丸『恋して、書いて、咲きほこる 宇野千代の人生劇場』(イースト・プレス)目次、PRESIDENT Online(宇野千代の代用教員時代)

