VIVANTチンギスの声優は大塚明夫さん|俳優・吹き替えの意味と22話でどうなるか考察

VIVANTのチンギスにつながる野崎・ノコル・ノゴーン・ベキの3本の線と、演じる俳優バトボルドさん・日本語の声の大塚明夫さんを整理したオリジナル図 VIVANT

「VIVANT チンギス 俳優」「チンギス 日本語声優」「VIVANT チンギス どうなる」で検索して来た方へ。

先に答え

日本語の声優:大塚明夫さん(第21話、報道で確認)

チンギス役の俳優:バルサラハガバ・バトボルドさん(モンゴルの俳優)

次回:第22話は10月25日(日)よる9時から

10月18日(日)放送の日曜劇場『VIVANT』第21話。シンシーと地元警察に囲まれた乃木たちの前に、バルカ警察のチンギスが現れて形勢をひっくり返しました。放送中からXでは「チンギス」が日本のトレンドに入り、「チンギスの声で聞きたかった」「無事でいて」という声があふれています。

この記事では、チンギス役の俳優さんと日本語の声を担当した声優さんは短く事実だけにして、残りは「なぜ第21話でチンギスに日本語の声がついたのか」「チンギスを動かした3本の線」「第22話でどうなるか」の考察にあてます。先に私の結論を書くと、第21話は第1シーズンでは字幕の向こう側にいた「敵」が、通訳機をつけて乃木たちの輪に入った回として見ると、チンギスの決断の重さがよく分かります。

※第21話までの内容に触れます。考察はTBS公式サイト・放送済みの内容・報道をもとにしたもので、今後の展開を断定するものではありません。

VIVANTのチンギスにつながる野崎・ノコル・ノゴーン・ベキの3本の線と、演じる俳優バトボルドさん・日本語の声の大塚明夫さんを整理したオリジナル図
チンギスにつながる3本の線と「顔」と「声」を整理したオリジナル図(TBS公式・報道をもとに作成)

公式で分かること|チンギス役の俳優と日本語の声優

項目内容(公式・報道で確認できること)
チンギス役Barslkhagva Batbold(バルサラハガバ・バトボルド)さん。モンゴルの俳優で、愛称は「バルサーさん」
日本語の声大塚明夫さん。第2シーズンの「同時通訳機」をつけた人物の声として吹き替えを担当(第21話)
役どころバルカ共和国の優秀な警察官。ノゴーン・ベキ(役所広司さん)が率いた“テント”運営の孤児院で育った内戦孤児
第2シーズンの登場第15話(8月23日放送)から登場と発表。第21話で乃木たちの救出に駆けつけた
次回第22話は10月25日(日)よる9時から

バトボルドさんは1986年2月26日、ウランバートル生まれ。モンゴルの国立文化芸術大学で演技を学び、テレビや舞台を経て、これまで20本以上の映画に出演してきた方です(所属事務所 Fantastic Production のプロフィールより)。2022年10月にモンゴルで行われたオーディションでチンギス役に選ばれ、奥さまと3人のお子さんと暮らしながら、アパレルブランドの経営もしているとTV LIFEのインタビューで語っています。カタカナ表記は媒体によって「バトボルド」「バタボルド」と分かれていますが、同じ方です。

大塚明夫さんの起用は、モデルプレスやMANTANWEBが報じています。『ルパン三世』の次元大介役(2代目)や『メタルギア ソリッド』のソリッド・スネーク役で知られる方で、SNSでは「『待たせたな』と言ってほしい」という声も多く出ていました。なお、乃木を囲んだシンシーの工作員・周浩然(シュウ・ハオラン)を演じたのはリンリンさんです。

考察①|なぜ第21話で、チンギスに「日本語の声」がついたのか

ここからが本題です。第1シーズンのチンギスは、モンゴル語のせりふに字幕がつく形で私たちの前にいました。乃木と野崎を砂漠の果てまで追い詰めた、言葉の通じない怖い警察官。視聴者にとっても「向こう側の人」だったわけです。

第2シーズンでは、乃木が多国籍のチームのために日本語・モンゴル語・タイ語・アゼルバイジャン語・中国語を同時に訳す「同時通訳機」を用意し、それを着けた人物の声が吹き替えになる仕組みが入りました(第18話から。シネマトゥデイで飯田和孝プロデューサーが導入の理由を説明しています)。

ここで大事なのは、吹き替えになるのは「通訳機を着けた人」だけという点です。つまり第21話でチンギスの声が日本語になったのは、演出の都合だけではなく、チンギスが乃木たちのチームの装備を身につけた=作戦の仲間になったという意味にも読めます。第1シーズンでは字幕越しにしか分からなかった人の言葉が、第2シーズンのこの回で初めて、まっすぐ日本語で届いた。敵から味方への変化を、せりふの中身ではなく「声の聞こえ方」で見せた回だったと私は受け取りました。

大塚明夫さんが選ばれた理由を想像してみる

起用の理由は公式には説明されていないので、ここは私の読みです。第2シーズンの吹き替えは、AIハヤトに高山みなみさん、ゲルンに小山力也さんなど、役のイメージと声の代表作が重なる配役が目立ちます。大塚さんの代表作に並ぶのは、ピンチの場面に遅れて現れて、黙って仕事を片づけるプロの役どころです。後ろから銃を突きつけて形勢をひっくり返し、最後は自分が残る――第21話のチンギスの動きは、まさにその系譜に重なります。「待たせたな」を期待する声がこれだけ出たのも、視聴者が無意識にその重なりを感じ取ったからではないでしょうか。

考察②|チンギスを動かした「3本の線」

相関図ノートの書き方でチンギスを見ると、彼に向かって3本の線が引かれています(冒頭の図)。

  • 野崎からの線:第11話で野崎は乃木に「苦渋に直面したら、チンギスに相談するといい」と伝えていました(TV LIFE)。公安の野崎が、バルカ警察の現地の協力者として信頼していた相手です
  • ノコルからの線:U-NEXT独占配信の『チンギス―VIVANT THE ORIGIN STORY―』は、ノコル(二宮和也さん)の頼みを受けて敵地へ向かうチンギスの姿で終わると報じられています(オリコンニュース)
  • ベキからの線:チンギスはベキが運営した孤児院で育ち、ベキに深い敬意を持っている人物として紹介されています

面白いのは、公安の野崎とテントのノコルという、立場がまったく違う2人が、同じ1人を頼りにしていることです。そしてその根っこには、ベキへの恩があります。第1シーズンでチンギスが乃木を追ったのは警察官としての職務でしたが、第21話で彼を動かしたのは職務ではなく「ベキの息子たちを助ける」という個人的な理由だった、と読むと、敵だった人がここまで体を張る理由に筋が通ります。

乃木とノコルはどちらもベキの息子です。チンギスにとって、2人を一度に救える場面はこれ以上ない恩返しだったのかもしれません。

考察③|チンギスはどうなる?第22話の見どころ

第21話のラストで、チンギスは仲間を乗せたジェット機を飛ばすために自分が地上に残り、現地の警察に囲まれたところで終わりました。オリコンニュースは「その決断の行方は、第22話で描かれる」と伝えています。ここから先は公式で確定していないので、あくまで私の見立てです。

  • すぐに命を落とす展開は考えにくい:チンギスはバルカ警察でもとくに優秀な警察官という設定で、残る判断も計算ずくに見えました。主役のスピンオフまで作られた人物を、後半の山場の前に退場させるとは考えにくいと思います
  • 「捕まること」が次の役目になる可能性:第1シーズンでは捕まえる側だったチンギスが、今度は捕まる側に回る。立場が反転すると、相手側の内部が見える場所に入ることにもなります
  • 通訳機をどうするかにも注目:チンギスが乃木たちの通訳機を着けたまま捕まったのだとしたら、その機械が相手に渡るのかどうかは、チームにとって小さくない問題です。第22話でチンギスの声が日本語で聞こえるかどうかも、ひとつの手がかりになりそうです

2023年のTVガイドWebのインタビューで、バトボルドさんは「チンギスもこれだけでは終わりません!」と話していました。第1シーズンのときの言葉ですが、3年越しにその通りになっているのが、ファンとしてはうれしいところです。

視聴者が混同しやすいポイント

  • チンギスの日本語の声は、俳優さん本人の声ではありません。画面で演じているのはバトボルドさん、日本語の声は大塚明夫さんです
  • 「バトボルド」「バタボルド」は同じ方。英語表記はBarslkhagva Batboldさんです
  • 通訳機の吹き替えは第18話から。それまでの外国語のせりふは字幕でした
  • ドラムの翻訳アプリの声(林原めぐみさん)とは別の仕組みです。ドラムはスマホの翻訳アプリ、第2シーズンのチームは同時通訳機です

――ひとこと
朝ドラの相関図ノートを23年つけてきましたが、敵だった人物が味方に回るとき、ノートの線の色を塗り替える瞬間がいちばん楽しいんです。チンギスは、その塗り替えを「声」でやってみせた珍しい例だと思いました。

VIVANTを第1シーズンから見返したい方へ

チンギスの変化は、第1シーズンの追跡劇を知っているほど胸にきます。手元に置いて見返したい方は、Blu-ray・DVDの取り扱いや価格をいくつかのお店で見比べてから選ぶと安心です。楽天市場で「VIVANT」のBlu-ray・DVDを探す
(PR)この枠には広告リンクを含みます。

VIVANTのチンギスに関するよくある質問

チンギス役の俳優は誰?

モンゴルの俳優、Barslkhagva Batbold(バルサラハガバ・バトボルド)さんです。愛称はバルサーさん。第1シーズンから同じ方が演じています。

チンギスの日本語の声優は誰?

大塚明夫さんです。第2シーズンの同時通訳機を着けた人物の声として、第21話で吹き替えを担当しました。

チンギスは死亡した?どうなる?

第21話の時点では、仲間を逃がすために空港に残り、現地警察に囲まれたところまでしか描かれていません。どうなるかは10月25日放送の第22話で描かれると報じられています。

チンギスのスピンオフはどこで見られる?

『チンギス―VIVANT THE ORIGIN STORY―』はU-NEXTで独占配信中と報じられています。配信状況は変わることがあるので、U-NEXTの公式ページで確認してください。

まとめ|第21話は、チンギスの「声」が仲間になった回

  • チンギス役はモンゴルの俳優バトボルドさん、日本語の声は大塚明夫さん
  • 吹き替えは通訳機を着けた人だけ。チンギスに日本語の声がついたのは、チームに加わった印とも読める
  • 野崎・ノコル・ベキの3本の線がチンギスを動かした。根っこにあるのはベキへの恩
  • 第22話(10月25日)でチンギスの行方が描かれる。通訳機と「声」の行方にも注目

VIVANTの別班については、VIVANT和田貢役は誰?平山祐介さんの経歴と別班員キャスト一覧でも整理しています。第22話の放送後に、チンギスの行方が分かり次第この記事も更新します。

※本記事はTBS公式サイト、放送済みの内容、報道をもとに作成しています。放送内容や配信状況は変わることがあるため、最新情報は公式でご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました