第4回の清治を見て、朝から固まってしまいました。
Xでも「怖い」「引き込まれる」の声が並んでいます。
でも私は、怖さよりも別のことが気になりました。
清治は、本当にカナリアに怒ったのでしょうか。
この記事では、Xの評判を整理して、私なりの読みを書きます。
まず事実|カナリアが逃げるまでの流れ
先に、第4回で起きたことを短く確認します。
【第4回「いなくなったカナリア」の流れ】
- 珠が作文「父について」を発表し、清治が教室に現れる
- 清治は作文に上機嫌で、町の人にも見せて回ると報じられている
- 継母のリョウが、誤ってカナリアを逃がしてしまう
- 清治が激怒し、鳥かごを投げつけたと伝えられている
- リョウは子どもたちを連れて家を出る
ほんの15分の間に、清治の顔は何度も変わります。
ここからは、その変わり方に注目します。

Xの評判を読んで気づいたこと
投稿の傾向は、大きく4つに分かれていました。
下の表は、私が見かけた声を言い換えて整理したものです。
| 声の種類 | 内容(言い換え) | 私の見方 |
|---|---|---|
| 演技への称賛 | 「渡部篤郎劇場」と呼びたくなる迫力 | 同感。ただ凄さは豹変の前に宿っている |
| ジェットコースター | 機嫌の上下が速くて心臓に悪い | 落差が大きいほど、前半の笑顔が効いている |
| 怖いのに目が離せない | 引き込まれるのが逆に怖い | 憎みきれないから、怖さが増すのでは |
| 切なさ | カナリアの結末が悲しい | 悲しいのは鳥ではなく、清治の側かも |
多くの声は、豹変の「速さ」に驚いていました。
でも私は、豹変の「直前」が気になっています。
上機嫌から怒りへ、ほぼ一気に変わったように見えたからです。
怒りの前触れが、私にはほとんど見えませんでした。
この「前触れのなさ」が、怖さの正体だと思います。
――ひとこと
子どもの頃、機嫌の読めない大人が近くにいました。
笑っているから安心、とはいかないんですよね。
だから清治の場面は、私の体に残っています。
朝から心がざわついたら、あたたかいお茶で一息。
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仮説①|褒めた直後だから、怒りが大きくなった
私は「落差」ではなく「見透かされた直後」だと読みます。
珠の作文は、父を「放蕩無頼」と書きます。
それでも最後に、カナリアを見つめる夜の父を描きました。
その姿には、放蕩無頼の人は見当たらなかった、と。
清治は、その作文を笑顔で認めて、町の人に見せて回ります。
たぶん清治は、初めて誰かに理解された気がしたのです。
その「理解の証」が、カナリアだったのではないでしょうか。
その直後に、カナリアが逃げる。
失ったのは鳥ではなく、見せてしまった自分の内側だった。
だから怒りが、あれほど大きくなったのかもしれません。

仮説②|鳥かごを投げた手は、自分を叩いていたのでは
もうひとつ、カナリアが清治の分身だという読みです。
報道では、清治は鳥かごのカナリアに話しかけると紹介されています。
窮屈そうだな、と同情するような言葉だそうです。
裕福な酒蔵の家に生まれ、働かなくても暮らせる人です。
それでも清治自身が、どこかで窮屈さを感じているのかもしれません。
その分身が、かごから出ていってしまった。
自分にはできないことを、鳥が先にやってのけた。
怒りの中には、悔しさや羨ましさが混じっていた気がします。
もちろん、清治の本心は描かれていません。
あくまで私の想像だと、断っておきます。
――ひとこと
大切にしていた物を失くすと、人は自分に腹が立ちます。
その怒りを、いちばん近い人にぶつけてしまうことも。
清治の怒りは、私にはそう見えました。
| 清治の行動 | よくある読み | 私の読み |
|---|---|---|
| 激怒して鳥かごを投げる | 短気で乱暴な父 | 自分の内側を壊された怒り |
| リョウを責める | 八つ当たり | 自分にぶつけられない怒りの置き場 |
| 作文を自慢して回る | ただの見栄っ張り | 初めて理解された嬉しさ |
仮説③|怒りが向いたのは珠ではなくリョウだった
怒りの向け先にも、意味がありそうです。
カナリアを逃がしたのは、リョウです。
だから怒りがリョウに向くのは、順序としては自然です。
ただ、見方を変えると別のことも見えてきます。
作文を書いて、清治の内側を言い当てたのは珠です。
その珠に、清治は怒りを向けませんでした。
珠だけは、清治にとって別枠だったのかもしれません。
そう考えると、第5回の珠の行動にもつながって見えます。
第5回の珠がリョウを追う場面は、こちらの記事で読み解きました。

反証|私の読みが外れる場合
決めつけにならないよう、外れる条件も書きます。
【今後チェックしたい3点】
- 清治が、いなくなったカナリアを自分で探すかどうか
- リョウの不在を、清治がどう受け止めるか
- 珠に対して、清治が怒りを見せる場面があるか
もし清治が、カナリアを一度も探さないなら。
「理解された証を失った」という読みは弱まります。
反対に、夜にそっと空のかごを見つめるなら。
私の読みに、少し近づく気がします。
渡部篤郎さんの演技は、そこを見逃さないと思います。
――ひとこと
怒る場面より、黙ってかごを見る場面を私は待っています。
外れてもいいので、自分の読みを持って見るのが楽しいです。
あなたは清治を、どう見ましたか。
清治のかごの鳥のように、小さな鳥のオブジェを部屋に。
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あわせて読みたい:ブラッサム第1週ネタバレ|珠とリョウの親子愛が切ない理由
キャスト一覧|相関図と役柄まとめもあわせてどうぞ。
みみの体験|父の機嫌をうかがっていた子ども時代
清治の豹変を見て、胸の奥がきゅっとなりました。
私の父も、機嫌がいい日と悪い日の差が大きい人だったんです。
夕飯の前に父の顔色を見て、話しかけるかどうか決めていました。
珠の小さな肩を見ると、あの頃の自分に「大丈夫だよ」と言ってあげたくなります。
よくある質問
清治を演じているのは誰ですか?
渡部篤郎さんです。珠の父・葉野清治を演じ、継母のリョウは国仲涼子さん、幼少期の珠は村上蘭さんが演じています。
カナリアが逃げたのは第何回ですか?
第4回(2026年10月1日放送)です。サブタイトルは「いなくなったカナリア」と紹介されています。
ブラッサムの見逃し配信はありますか?
NHK ONEで放送後1週間、見逃し配信されます。NHK総合では毎朝8時から15分間放送されています。
清治はなぜあんなに怒ったのですか?
公式に理由は語られていません。この記事では、作文で内面を理解された直後に分身のカナリアを失ったため、という私の読みを書きました。

